先日オーストラリアオープンに出場された、ドーランさんからレポートが届きましたので紹介します。
日本勢は初めてオーストラリアオープンに遠征
今年の6月、JWHA会員3名がオーストラリアオープンに初めて参加してきました。一行のメンバーはYMCAスタフの北原大輔、馬車道会員の大槻康晴、東陽町会員のジョン・ドーランでした。大会はメルボルンで6月11日〜13日に行ったが、前日の10日に元全米チャンピオンのデービッド・チャップマンによる無料クリニックもありました。我々3人はクリニックの第一陣としてハンドの極秘を授かり、後日のプレーに多いに役に立ちました!チャップマンの無駄のない沈着したフォームを見本に、我々はそれを必死に真似しようとしたが、ポイントはやはりスイングの基本を再確認することでした。1時間ぐらいのレッスンだったが、8回ほどの全米チャンピオンの迫力と接するだけでも自分たちも同じようにできるという気がしてきくるのは不思議でした。
大会ではドーランはレッド、大槻はビッグブルー、そして北原はその両方のクラスにエントリーしたが決勝まで進んだのは北原君だけでした。彼はゲームの数の多さにも関わらずビッグブルーの決勝で立派な健闘ぶりを示したが文字通りの豪腕に適わず2位で終ってしまいました。ドーラン/北原のオープンダブルズ(レッド)では1回戦に勝つことができ、2回戦でチャップマン/ディルッチオに負けても悔いはありませんでした。
今回の参加の発端は2008年のフェデレーションカップ(イタリア、1ウォール)に遡ります。同大会に日豪お互いの選手団が意気投合すると、いつか同じアジア(同じ時間帯)のホーム&アウエーができたら、という話になりました。翌年10月の世界大会(アメリカのポートランド)で再会・対戦すると交流への意志がますます高まりました。その時、豪州のハンドボール協会のボッブ・ウィンター会長やサイモン・フィッツジェラルド事務局長から2010年オーストラリアオープンに是非来てほしいという誘いがありました。
大会の規模はJWHAのとあまり変わらなかったが3日間にわたって行なったのでシングルズとダブルズ両方をやっても時間的な余裕がありました。場所はメルボルンの郊外で、80年代に世界大会が行なった同じクラブでした。Australian Handball Council (AHC)の役員たちはホスビタリティに尽くし、我々の送り迎え、観光案内、宿泊まで提供して頂き大変お世話になりました。いつか、豪州チームがジャパンオープンに来られたら、同じようにできないかも知れませんが歓迎の気持ちと大会日程だけは伝えておきました。
来年のオーストラリアオープンの予定は6月10日〜13日だそうです。再来年の世界大会に向かって海外試合の経験を積みましょう!
AHAのニュースレターによる大会結果
【レッド】
Open Singles:David Chapman def Joe Santilli 21-1, 21-3
Open Doubles:David Chapman/Vic Di Luzio def Joe Santilli/Richard Tomaselli 21-8,21-15
35 Doubles:Simon Fitzgerald/Bernie Newport def Cedar Ferry/Vic Di Luzio 25-6
【ビッグブルー】
A Singles:Grantley Fraser def Daisuke Kitahara 15-8, 15-11
A Doubles:Grantley Fraser/Adrian Budgea (round robin)
50 Singles:R Winter def D Walker 21-4
50 Doubles:R Winter/B Potiuch def D Walker/O Sullivan
60 Singles:R Winter (round robin)